マルゼンスキー

vsアーモンドアイとか胸アツ

シュミレーター頑張ろう

持ち込み馬で三冠に出走できなかったこと、生まれつき脚が普通の馬とは違っていて目一杯の調教が終始できなかったこと、と(あくまで人間側から見た)悲運要素があるのも趣深しって感じがある。"天は二物を与えず"感がきっと人間は好きなんだ。

 

ディープインパクト菊花賞の実況に、"シンザンが、ルドルフが、そしてブライアンが辿った三冠への道〜"という一節があるんだけど、わたしはシンザンも、ルドルフも知らないし、ブライアンは生まれた年のダービー馬って知識しかない。

 

マルゼンスキーの、毎回大差をつけてゴールするレースを見ると、ブライアンがニンゲンに見えてしまった。

 

 

まあ、何が言いたいかというと、わたしから見れば天才な人も、少し首を伸ばせばワンオブ凡人'sにすぎないんだなあみたいな。だから、ちゃんと、自分が生きる世界を決めないといけない。てっぺんを探して首をあげても痛いだけだし、音信不通の子は戻ってきそうにないし、早く自分なりにてっぺんを見定めないといけない。 

 

まだ若いんだからなんでもできる、とかいう考え、自分がある程度年をとったから俯瞰できるようになっただけで、若い当事者は、なんでもできるなんて全能感に浸れない。わたしだって、年下の子に対してまだ若いんだからとか時間の猶予があるからとか思うけど、少なくともわたしに限っては、今をどうにかやり過ごすのに精一杯であったはず。

 

やりたいことを見つけろってのも、若い人はがむしゃらであれ(ただし自分の管理できて想像の及ぶ中から出ないでね。)という願望にしか思えない。べつにやりたいことがあればやるし、あなたに言う気はないんだよな。言う必要を感じたら言うし。あなたに心を開いてますよとアピールする模範解答を考えないといけない。

 

 

やりたいことをやるお金がないから働いてるし、世間が欲しがる正しいやりたいことをやりたくないといけないんだ。やりたくねえ。

 

 

自分が周りに認知されると消えたくなる。職場を出た瞬間わたしのことを忘れてほしい。何だかんだバイトばっくれたことないのすごいな。

 

 

わたしは真面目じゃないから鬱にはならないと思う。鬱は真面目な人がなるんだなあと思う。よくわからないけど、世界はそんなにあなたに関心がないから、好きなようにすればいいんだよな。自意識過剰でしょ。